2019年11月16日〜2020年1月13日 千葉県市原湖畔美術館にて「サイトスペシフィック・アート~民俗学者・宮本常一に学ぶ~」展に出展します。
2019.10.30
「サイトスペシフィック・アート~民俗学者・宮本常一に学ぶ~」展において、作品「森ラジオ ステーション×森遊会」のリサーチ資料やドローイング、オブジェを展示します。地域の方々とのコラボレーションを通して、作品が辿ってきた道、そして未来の姿を見ていただけます。
<展覧会の概要>(市原湖畔美術館ウェブサイトより引用)
宮本常一が日本全国をくまなく歩き、それぞれの土地の特長やそこに生きる人々の知恵を、独自のやり方で民俗学のなかに蓄積してきました。そしてそれを、故郷周防大島で言うところの「世間師」として、具体的な生活のなかに活かそうとした人でもあります。社会問題がますます複合・複雑化するなか、旅をしながら個々の土地に根差した実践を試みた宮本の姿は、今日でも私たちを鼓舞し続けています。
一方アーティストたちは、地球環境が劣悪になり資本主義が倫理性を失った現在、美術館やギャラリーといったホワイトキューブだけでなく、現実の課題がある「土地」に入りだしています。美術は、具体的な地域のなかで、社会とのかかわりを体現し始めたかに見えます。
本展では、宮本の土地へのまなざしや思想を伝えるとともに、現代において、土地の特色を活かしたアートプロジェクトや、土地をリサーチした作品を発表するアーティストに焦点をあて、具体的な地域に目を向け、そこに生きる人々の声に耳を傾けることの意味を問い直します。(引用ここまで)