あしあと+わたし
私達と自然の共通点を見る
自然界には同じパターンが様々なところに見ることができるといわれています。
例えば、木の枝のはり具合と、稲妻が走った光の跡と、人間の毛細血管の形状・・・全く違うものだけど、その形をよく観察してみると、よく似ていることが分かります。
木村は、私達人が無意識に取る行動の軌跡と自然界の姿にもパターンを見つけました。
『あしあと+わたし』では、子供たちが三輪車でレースをします。その三輪車は絵具を牽引するように改造された特殊な三輪車で、走った後には青い線が残ります。
レースを終えて障害物を取り除くと・・・
私達人間が単独でこの地球上に存在しているのではなく、自然と共に、一つの現象として地球に存在していることに目を向けるワークショップです。
過去に行われたワークショップ
- 「あしあと+わたし」 あざみ野こどもぎゃらりぃ2011(神奈川/2011)
ご挨拶
まずは木村の自己紹介と、今日のワークショップの流れについて説明します。
白い厚紙がトラック状に並べられた会場をみただけで、子供たちはウキウキワクワクしている様子。
ここで、レースをするために参加者をチームに分けます。
チームメイトになった子供たちは力をあわせてレースに挑みます!
三輪車のカスタマイズ
レースに使用する三輪車は、チームごとにカスタマイズします。
紙皿に絵を描いて貼り付けたり、カラーテープで風に舞うようなヒラヒラをつけたり!
チームメイトで話し合って、かっこよく!かわいく!カスタマイズ!!
各チームの三輪車はとても個性的!
三輪車に名前も付けて、オリジナル三輪バイクの完成です。
障害物の制作
大きな障害物はすでに設置されていますが、コース後半に自分達で障害物を作って設置します。
ペットボトルをカラフルに飾ったら風船を乗せたらできあがり。
これならぶつかっても痛くありません。
自分で好きな場所に障害物を置いたらコースは完成。
コースの試走
絵具を搭載する前に一度三輪車に乗って試走します。
ちょっと前まで乗っていたはずの三輪車なのに・・・久しぶり乗ってみたら前に進まない??
少々大きくなった体で三輪車に乗るには、脚力と走り出しのちょっとしたコツが必要です。
障害物を避けながら、全員コースを試走してイメージトレーニングです。
レース開始
位置について、よーいスタート!
一斉に絵具を搭載した三輪車が飛び出します。
みんなレースをしているチームメイトに声援を送り、レースは白熱していきます。
障害物をよけながら、前を走るお友達を抜かそうと必死!!
走り去った後には、白い厚紙の上に青い線が残され、一人、二人とコースを走るにつれて青い線が幾重にも重なっていきます。
障害物をのけて観察してみる
熱いレースが終了したら、みんなで線を踏まないようにして障害物を撤去します。
みんなでその線を観察してみたら・・・
まるで岩の間を流れぬける川の形ができていました。
私達が自然の一部なんだということを、子供たちと一緒に話し合います。
参考写真:あしあと+わたし(あざみ野こどもぎゃらりぃ2011・神奈川)/2011