ガリバーシリーズ
目の位置が離れて二つ付いている理由を考えたことがあります
か?
片目ずつ風景を見てみると、見えるものが少しズレていることがわかります。このズレこそが、ものが立体的に見える大事な要因です。
ものを見る時、人も自分と同じように見えていると思い込みがちですが、実は目の離れている距離のちょっとした違いで見えているものは違うのではないか?と木村は考えるのです。
では、もし目の位置がいつもと違う場所に動かすことができたら、どんな光景が見えるのでしょうか?
ガリバーシリーズでは、目を10センチ外側へ移動させる携帯用ガリバーめがねから、港の高台から見下ろすようにして設置された装置により両目が2メートルも離れた巨人の視覚が体験できるガリバーめがねまで用意されており、今まで体験したこのない視覚を体験することができるのです。
きっと、この作品を体験すれば、私達が当たり前だと思っている視覚のあいまいさを体感することができることでしょう!
過去に行われた展覧会
- 「Pin Pon Pan Exhibition・発想説明会」 ギャラリー防空壕・株式会社H.I.S.本社会議室(東京/2001)
- 「木村崇人展・Live Perfomance」 FAD’s art space(東京/2001)
- 「木村崇人展ー佐久島で地球と遊ぶー」 佐久島(愛知県/2003)
- 「長崎アートプロジェクト『ガリバーの目』」 長崎美術館(長崎/2015)
- 「アートで地球と遊ぶ 木村崇人展 『ガリバーの目、耳』」 九州芸文館 (福岡/2016-2017)
その他多数