ジャイロのおもちゃ
ジャイロのおもちゃをつくろう!!
ジャイロとは、地球が感じている力のひとつ。
回転している物体は、その方向を保つという法則です。
このジャイロの力を、楽しく体験してみよう!と考え出されたのが『ジャイロもおもちゃ』。
廃品になった自転車を使って、一輪車のような形のおもちゃを作ります。
普段、自分たちが乗り慣れた自転車をバラバラに解体すのも、このワークショップの
面白みのひとつ。
解体した自転車に、おかしな形のハンドルをつけてタイヤを思いっきり回せば・・・!!!
地球の感じているジャイロの力は、実際に体験してみないとわからない!
過去に行われたワークショップ
- 「ジャイロのおもちゃをつくろう!」 芝山小学校(千葉/2002)
- 「ジャイロの自転車をつくろう!」 第一寺島小学校(東京/003)
- 「ジャイロの自転車をつくろう!」 佐久島小学校(愛知/2003)
- 「地球と遊べるおもちゃ ジャイロのおもちゃをつくろう」 越後妻有トリエンナーレ キナーレ(新潟/2003)
- 「木村崇人によるワークショップ」 守谷私立高野小学校(茨城/2003)
- 「ジャイロをつくろう」 浜田市世界こども美術館(島根/2006)
- 「自転車と遊ぼう!地球と遊ぼう!木村崇人ワークショップ」 柏の葉キャンパス前(千葉/2007)
- 「ジャイロで遊ぼう!」 霊山こどもの村(福島/2007)
ワークショップの様子
ご挨拶
一見、何に使うのか、どうやって遊ぶのか解らない形をしている『ジャイロのおもちゃ』
どうしてこんなものを作ったのか?
木村さんがジャイロもおもちゃをつくろうと思ったきっかけなどを面白くお話してくれます。
そして、ジャイロの紹介。
身近で皆さんが知っているジャイロの現象を紹介したりしながらジャイロについて考えて見ます。
作業の説明
まずは、どうやって作業をするのか、実際に実演しながら説明をします。
木村さんが声をかけると、みんな集まってきて次の工程の説明を真剣に聞きます。
作業の説明以外にも、危ない工具の使い方なども説明。
初めての道具に始めての作業・・・初めはみんな緊張した様子で説明を聞きます。
自転車の解体
グループに分かれて、作業開始です。
自転車をバラバラにして、必要な部品を取り出します。
ドライバーやショックハンマー・・・
いつもは触ることがない大人の工具を使っての作業なので、怪我をしないように子供たちもスタッフも真剣です。
自転車を解体することで、普段、自分たちが使っている自転車の仕組みを知るきっかけにもなります。
特殊なハンドルの取り付け
自転車についていたハンドルは取り外してしまって、ジャイロのおもちゃの最大の特徴である、特殊なハンドルを取り付けます。
どうしてこんな形をしているのかは、実際に遊んでみないとわからない!!
グニャグニャと曲がったハンドルを取り付けるのは至難の業ですが、みんなで力を合わせてはめ込みます。
色塗り
『ジャイロのおもちゃ』の形が完成したら、色を塗ります。
汚れや油がついていると絵具が塗れないので、きれいに仕上げるために各下準備を丁寧にするのが、美しい仕上がりになる秘訣!
このころになると、作業をしている友達やスタッフに団結力が生まれてきて、各グループに個性が見られるようになります。
どんな作品に仕上げるか話し合ったり、部分で担当を決めて着色したり・・・
塗りながら話をしている内容を聞いているのも、面白い発見があります。
おもちゃで遊ぶ
絵具が乾いたら『ジャイロのおもちゃ』で実際に遊んでみましょう!!
タイヤを思いっきり回して、ハンドルを持ったら、ジャイロの力を感じてみます。
歓声を上げて、みんな大喜び!!
色とりどりの個性豊かな『ジャイロのおもちゃ』で、技対決をしてみたり、助け合ってタイヤを回したりして、思いっきり遊びます。
一通り遊んだら、木村さんのパフォーマンスを鑑賞したり、どうしてこのおもちゃを作ったのかなどの話を聞きます。
地球にあふれている自然の力を、日常生活の中に発見できる目を持つきっかけになると良いですね。
参考写真:ジャイロのおもちゃをつくろう!(愛・地球博)/2005年